今年の最も大きなチャレンジ

審査結果

非常に多くの素晴らしい記事が投稿され、審査が難航しましたが、最終的に以下の6記事を表彰させていただきます。受賞者の皆さま、おめでとうございます!(順不同です)

Reactで社内向けUIライブラリ開発・ビルド・公開・布教入門【2024年】

https://zenn.dev/manalink_dev/articles/howto-build-react-ui-private-package-2024

著者: meijinさん(Xアカウント: @Meijin_garden

講評コメント: 社内向けUIライブラリの企画からハンズオン、巻取りまでを泥臭く努力している点がうかがえます。作って終わりではなく、実際に社内メンバーに利用されるところまで導いた点が非常に印象的です。技術的な実装力だけでなく、社内調整などのソフトスキルも駆使し、複数プロジェクトへの導入と運用を実現した努力が素晴らしいと感じました。明確な設計ポリシーも多くの開発者にとって参考になりそうです。

0から始まる自動運転チャレンジ

https://zenn.dev/k1ch/articles/6343732ca11ac0

著者: ぼいどさん(Xアカウント: @k1h_tech

講評コメント: 自動運転にこれほど多様な技術が詰め込まれていると改めて知り、驚きました。各要素の必要性や実装方法が丁寧に語られていて、これから自動運転にチャレンジする人々にとって非常に有益な情報になりそうです。ハードとソフトを横断しながらプロトタイプを目指す取り組みは独創性が高く、モビリティ開発の第一歩としても有益だと感じました。また、当初の目的である「汎用的に使える動くいた」に向け、今後どのような発展をしていくのか非常に興味深く、続きが気になります。

アクセシビリティとモーショングラフィックの両立を目指した、Money Forward Tech Day 2024のWebサイト開発

https://zenn.dev/moneyforward/articles/20241202-money-forward-tech-day

著者: Taiga Kiyokawaさん(Xアカウント: @taigakiyokawa

講評コメント: より多くのユーザーが利用しやすいWebサイトづくりと、動きや見た目で目を引くモーション表現を両立させるアプローチが興味深かったです。イベントページを例に、具体的な実装手法がわかりやすく整理されており、再現性の高さも評価できます。さらに、Webフロントエンドでのモーショングラフィックはまだ知見が少ないなか、実際にプロダクトへ組み込んでリリースまで行った点は独自性と有益性の両面で印象的でした。

ボードゲームAIをブラウザで動かす!C++とJavascriptを組み合わせたシステム開発

https://zenn.dev/tori_rakko/articles/a77608eda046a0

著者: t_rakkoの創薬DX研修さん

講評コメント: ゲームAIの知識を実際のボードゲームに落とし込み、ブラウザで遊べるところまで仕上げた点が特に印象的でした。思考時間を1秒に制限するなど実運用を意識した工夫や、C++とJavaScriptを組み合わせてWebAssemblyで動かす独創的なアプローチにも感銘を受けます。先手・後手の公平なテストやデータ収集・考察によってAIの強さを検証された点も素晴らしいと感じました。

【Next.js】文化祭のチケット・レジシステムを作成・運用した話

https://zenn.dev/hirooict/articles/2f53a8f55a5f97

著者: ikawさん

講評コメント: アプリケーションを作る際に、まず業務フローを起点として考えた点が素晴らしいと思いました。その結果、権限や決済、ログなどの機能要件がしっかり洗い出され、限られた時間の中で多くの機能を完成させた点にも感銘を受けました。特に「500円使ったはずが引かれていない」という利用者からのフィードバックが得られ、ログを証跡として活用できたことは、運用面での成功を物語っていると感じました。

PrismaスキーマからMVCでいうモデルを自動生成するやつ作ったよ feat. frourio & prisma generator

https://zenn.dev/mikana0918/articles/bbc72296500079

著者: mikana0918@InterfaceXさん(Xアカウント: @aoyamalife

講評コメント: Prismaスキーマの変更がプロジェクト全体に波及するという課題に対して、自作のPrisma Generatorを用いて対応するアプローチは実務でも非常に有益だと感じました。特にJSONフィールドへの型付けなど高度なトピックにも触れられており、フルスタックTypeScript開発者にとって貴重な情報になりそうです。

表彰は以上です。

惜しくも表彰に届かなかった方々も、それぞれ素晴らしいアイデアや取り組みを見せていただきました。今後もコンテストは開催したいと考えていますので、引き続きご参加いただけると幸いです。